【豊川市】ダムの底が見える今…農家の現場で起きていること。キクラゲ農家を襲う“リアル渇水”
東三河の水が、いま本当に危機的状況です。
宇連ダムの貯水率は、2月20日午前0時時点で2.6%。平年を大きく下回り、3月中旬にも枯渇の恐れがあると報じられています。
そのため、2月20日午前9時から緊急対策が開始されました。
豊川用水へ、豊川の水をポンプでくみ上げて送水。
約60メートル離れた用水路へ流し込み、ダムの放流量を抑える措置です。
この対策により、枯渇時期は3月下旬ごろまで延びる見通しとされています。

豊橋市より画像提供
その影響は、農家の現場にもじわじわ…ではなく直撃しています。
豊川市で年間約40トンのキクラゲを生産する喚田さんのハウスでは、井戸水が枯渇。

木耳農家より画像提供
これまで当たり前のように使えていた井戸のポンプはエラー表示が出て、1〜2分水が出ては止まる状態に。

木耳農家より画像提供
業者からは「無理に動かすとポンプが壊れる」と言われ、思うように使えません。
通常、キクラゲは1日7回スプリンクラーで散水します。

木耳農家より画像提供
しかし今は、水を張ったバケツに菌床をひとつずつ浸す方法に変更。
いわば“延命治療”のような状態です。

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キクラゲは水分が命。
水がなければ育ちません。
「キクラゲはもちろん、生活水もやばい。本当に災害レベルです」
そう語る現場の声は切実そのもの。
一方、市内の福祉施設では入浴施設が休止になるなど、節水の影響は広がっています。

豊橋市より画像提供
水があることが当たり前ではない――そんな現実を、いま私たちは突きつけられています。

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雨を待つしかない状況。
一日も早いまとまった雨を、心から願うばかりです。
私たちにできること
● まずは日常の節水
シャワー時間を少し短くする、洗い物の水を出しっぱなしにしない、洗濯はまとめて回す。小さな積み重ねが大きな差になります。
● 地元の農産物を選ぶ
水不足の中でも踏ん張っている地元農家さんの商品を選ぶことは、何よりの応援になります。
● 情報を知って、広める
「今こんな状況なんだよ」と家族や友人と共有するだけでも意識は変わります。
● 雨を待つだけでなく、意識を変える
水が“当たり前”ではないと知ること。それだけでも大切な一歩。
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